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写真;じいちゃん先生
公開:平成20年3月15日

シジュウカラガン(亜種シジュウカラガン)

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 シジュウカラガンは確かに写っていた。でも、ピントは合ってないし、画面の隅のほうだ。
 さっそくじいちゃんに確認する。「なにあれ?」

 じいちゃん
  「シジュウカラガンだろ!」
  「1羽だけいたんだよ」
  「そうそう、ハクガンを撮影してたとき」
  「いや、1枚しか写せなかったんじゃなくて・・・。」
  「帰ってから写真を取り込んでいたら、写っているのを見つけたんだよ!」

 つまり、たまたま、偶然にシジュウカラガンが撮れた、ということだ。
 じいちゃん「そうだ、すごいだろ、こーゆーこともあるんだな!」と無邪気。


 すごいのか、なさけないのかびみょーである。
 あんまり喜んでいるから、これ以上は突っ込まないことにしよう。
 

カモ目カモ科  大きさ 56〜61cm 翼開長 122〜130cm  
 分布 北アメリカ 日本には少数が冬鳥として飛来
   
北アメリカに広く分布し、西海岸で越冬する。日本には亜種シジュウカラガンが毎年少数飛来。宮城県の伊豆沼などで越冬する。そのほか、亜種ヒメシジュウカラガン、亜種カナダガンがまれに飛来。
この種類は、亜種が世界で8〜12種にわかれており、微妙に羽色などが違い、素人では判別が難しい。亜種シジュウカラガンは、首が黒く、ほおが白く、首の付け根に白い輪がある。大きさは、亜種カナダガンが一番大きく、ついで亜種シジュウカラガン、亜種ヒメシジュウカラガン。
日本ではよく飼育されている亜種カナダガンが篭脱けし、普通の沼地見ることがある。1935年ごろまでは亜種シジュウカラガンは、伊豆沼で多数が越冬していたが、現在は群れで越冬する個体群はいなくなったと言われる。
ウォッチングのコツ・・・・ガン類の飛来地ならば出会うチャンスはあるだろうが、群れでは来ないと言うことなので、混ざっているかもしれない1羽を探してみよう。関東では1羽でも現れれば話題となるので、ネット情報は漏らさないように。

↑ 中央がハクガン。写真は1枚目、2枚目ともにじいちゃん先生

撮影 : 北海道十勝地方 (平成19年11月)

 おまけに同じ日にじいちゃんが撮影したハクガンを。
 これもトリミングはしてあるが、じいちゃんにしてみればなかなかかもしれない。
 マガンもヒシクイも写っている。

 フィールドではどんな時にも油断をしない。
 そうでないと貴重な出会いに気づきもしない、という貴重な教訓である。

じいちゃんから「シジュウカラガンを写した!」と興奮した電話が入った。
すごいすごい、と喜んだが、送られてきた写真を見て「あれ?」と声が出た。

「あれ?」・・・・・なのである。

bunbuku

↑ 真ん中の一番上がシジュウカラガン(大トリミング)

bunbuku
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