コノドジロムシクイ
日本では、北海道や山形など4〜5例しか飛来が確認されていません。今回、はじめに三重県で確認されたのち、この東京の都市公園にやってきたと言われているようです。
この都市公園、昨年は、何度も大型ネズミ類をさがしに行った場所。誰かが放したヘビやニワトリがうろつく、都市ならではの公園。
まさか、こんな珍鳥が訪れるとは・・・・。
そういうわけなので、この小鳥の前には、大勢のカメラマンでにぎわったのでした。
たくさんのメジロに混ざって、コノドジロムシクイが・・大きさはとても似ているので、なかなかまぎらわしい。でも水辺に出てきてからはよく観察でき、こんなにたくさんの人が見ているのに、まったく動じる様子はなく、ヨシの中の虫をほじって食べていました。
別に、餌付けされているわけではないのに、こんなに目の前に出てきてくれるとは・・・。
コノドジロムシクイさん、ちょっと予定より寒い?かもしれないけど、元気にふるさとに帰ってくださいね。今度は迷わずにすみますように!
※もうこの公園にコノドジロムシクイはいないみたいです(平成20年2月中旬)
スズメ目ウグイス科 大きさ 11.5cm〜13.5cm 分布 ヨーロッパ・中近東・中央アジア・ロシア・モンゴル・中国北部で繁殖、アフリカ北東部・アラビア南部・イラン・パキスタン・インドで越冬。日本ではきわめて稀な迷鳥 |
日本では北海道(1994.10、2003.1)、山形(1998.2)、愛知(2003.3)など数例しか飛来が確認されておらず、きわめて稀な迷鳥。ここ1、2年で観察例が増え、2006−2007、2007ー2008のシーズンは複数回の観察例があるよう。今回の個体も2007年12月に三重県で確認されたものと同じではないかという話もある。ヨシ原で虫などをとって食べていた。腹側は白く、背面は茶褐色。雌雄同色。 |
ウォッチングのコツ・・・きわめてまれな鳥が飛来した場合、まずは鳥系のいろんな方のブログ、ホームページで紹介されたり、新聞などのメディアに取り上げられることもある。日ごろから、気をつけてインターネットなどをチェックし、情報があるようなら出かけてみよう。現地にさえ行ければ、たくさんのカメラマンがいるポイントを探すだけだ。 |
ヨシの中ばかりと思っていたら、木の枝にもとまりました。
撮影 : 平成20年1月26日・東京都
by ひさびさのぽんぽこ
この日はみんなの前で水飲みも披露。大サービスです。
公開:平成20年1月16日
ぽんぽこ どうです?かわいい小鳥でしょう。お腹白くて、羽はわりと地味なお色。目はクリクリ。
この子が、コノドジロムシクイです。のどが白いからコノドジロなのかな?
日本に訪れることは「きわめて、まれ」な迷鳥(めいちょう)です。
ヨーロッパや中近東、ユーラシア大陸で繁殖し、冬はあたたかなアフリカやインドへ・・・行くはずだったのですが・・・この子はルートを外れて、日本へ・・・。