うちで一番詳しい野鳥図鑑「日本の鳥550 山野の鳥」(文一総合出版)には、「きわめてまれな迷鳥」など観察がもっともできにくい鳥には×マークがついていて、もちろんこのコノドジロムシクイ×マーク
 次はいつ、どこに、あらわれるのか、あらわれないのか、まったくわからない。「一生に一度のチャンスかもしれない。」と隊長が真剣になったのもうなづけるのでした。
 
bunbuku

コノドジロムシクイ  

 日本では、北海道や山形など4〜5例しか飛来が確認されていません。今回、はじめに三重県で確認されたのち、この東京の都市公園にやってきたと言われているようです。
 この都市公園、昨年は、何度も大型ネズミ類をさがしに行った場所。誰かが放したヘビやニワトリがうろつく、都市ならではの公園。
 まさか、こんな珍鳥が訪れるとは・・・・。
 そういうわけなので、この小鳥の前には、大勢のカメラマンでにぎわったのでした。

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 たくさんのメジロに混ざって、コノドジロムシクイが・・大きさはとても似ているので、なかなかまぎらわしい。でも水辺に出てきてからはよく観察でき、こんなにたくさんの人が見ているのに、まったく動じる様子はなく、ヨシの中の虫をほじって食べていました。
 別に、餌付けされているわけではないのに、こんなに目の前に出てきてくれるとは・・・。


 コノドジロムシクイさん、ちょっと予定より寒い?かもしれないけど、元気にふるさとに帰ってくださいね。今度は迷わずにすみますように!



        ※もうこの公園にコノドジロムシクイはいないみたいです(平成20年2月中旬)

スズメ目ウグイス科  大きさ 11.5cm〜13.5cm  
 分布 ヨーロッパ・中近東・中央アジア・ロシア・モンゴル・中国北部で繁殖、アフリカ北東部・アラビア南部・イラン・パキスタン・インドで越冬。日本ではきわめて稀な迷鳥
日本では北海道(1994.10、2003.1)、山形(1998.2)、愛知(2003.3)など数例しか飛来が確認されておらず、きわめて稀な迷鳥。ここ1、2年で観察例が増え、2006−2007、2007ー2008のシーズンは複数回の観察例があるよう。今回の個体も2007年12月に三重県で確認されたものと同じではないかという話もある。ヨシ原で虫などをとって食べていた。腹側は白く、背面は茶褐色。雌雄同色。
ウォッチングのコツ・・・きわめてまれな鳥が飛来した場合、まずは鳥系のいろんな方のブログ、ホームページで紹介されたり、新聞などのメディアに取り上げられることもある。日ごろから、気をつけてインターネットなどをチェックし、情報があるようなら出かけてみよう。現地にさえ行ければ、たくさんのカメラマンがいるポイントを探すだけだ。
bunbuku
bunbuku

 ヨシの中ばかりと思っていたら、木の枝にもとまりました。

 みなさま、おひさしぶりのぽんぽこのレポートは巷(ちまた)でうわさの珍鳥です。

 隊長から「コノドジロムシクイ」という名前を聞いたとき、まっさきに、「コノドント」を連想した。コノドントというのは、何億年も前のなぞの生物化石の名前。群馬にコノドント館という博物館もある。
・・・・え?そんなことはどうでもいい?・・でも、この名前おぼえにくいと思いませんか・・・
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撮影 : 平成20年1月26日・東京都

by ひさびさのぽんぽこ

この日はみんなの前で水飲みも披露。大サービスです。

bunbuku

公開:平成20年1月16日

ぽんぽこ
bunbuku
bunbuku
bunbuku

 どうです?かわいい小鳥でしょう。お腹白くて、羽はわりと地味なお色。目はクリクリ。
 この子が、コノドジロムシクイです。のどが白いからコノドジロなのかな?
 日本に訪れることは「きわめて、まれ」迷鳥(めいちょう)です。
 ヨーロッパや中近東、ユーラシア大陸で繁殖し、冬はあたたかなアフリカやインドへ・・・行くはずだったのですが・・・この子はルートを外れて、日本へ・・・。

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