ハクガン

〜by じいちゃん先生 〜

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 明治時代初期までは日本に普通に渡来し越冬していたという渡り鳥、ハクガン
 乱獲などが原因で激減し、一時は年に数羽程度しか日本にやって来なくなった。
 しかし、保護活動が功を奏したのか、現在はまとまった個体数が飛来するようになってきた。。

 そんなハクガンじいちゃん先生が会ってきたぞ。
 今回のじいちゃんレポート北海道十勝からだ!

今年もハクガンがやってきた!!

地元のバーダーに暖かく見守られて、マガン・ヒシクイなども割合、人に慣れているようだ。

 ハクガンを見に、道東の浦幌に早朝出発する。片道230kmを走る。
 まだ見ぬ越冬地。
 大体この近くにその沼があるだろうと思い、探すがわからない。
 仕方なく近くの酪農家に寄って尋ねる。なかから気品のあるおばちゃんが出てきて、嫁さんのところへ案内してくれる。その嫁さんが器械をつかい、牛から乳をしぼっている。嫁さんが知っているらしい。
 「終わったら教えるから・・・」と搾乳を続けている嫁さん。のんびりと待つこと15分。やっと終わって「ここをこう行って・・・」、「そこでこっちに・・・」
 大きな用紙にマジックで書いて教えてくれる。親切に教えてもらったので言われたとおりに行くと、大きな沼が顔を出す。牧草地に入らぬように気をつけ沼に近づく。マガモが数羽泳いでいるが、肝心のハクガンの姿が見えない。はるかかなたにかなりの数の水鳥の姿が見える。あれかな・・・・と思うが、どうやって近づこうか?

 車で回りこみ、違うルートから観察を開始する。
 静かに近づくと・・・・・・いるいる!
 マガンよりも少々小さなハクガンが悠々と泳いでいるのだ。

はじめてみるハクガン、純白な体で羽の先が黒い! 聞いていた通りだ。
グレーがかったハクガンは、今年生まれた幼鳥である。
きれいというより、かわいい鳥だ。
ヒシクイなどは警戒心が強く、すぐに飛び立つが、ここのヒシクイは近くをユウゼンと泳いでいる。
カモ目カモ科  大きさ 66〜84cm 翼開長 132〜165cm 
 分布 北アメリカ・グリーンランド北極圏・シベリアなどで繁殖 北アメリカ東海岸・西海岸で越冬 
     日本では数少ない冬鳥 
 全体は白く、初列風切(羽の先のほう)が黒い。胸から下などが青みがある青色型もいる。アメリカでは数千羽の大群をつくる。日本では数少ない冬鳥として北海道などに飛来するが、1900年ごろまでは東京湾にもたくさん飛来していたという。
 帰ってくると、ハクガンたちも帰って泳いでいた。マガン・ヒシクイに混ざって、シジュウカラガンも泳いでいた。ハクガンの飛来は昨年8羽、今年は特に多くて25羽も確認された。その中に幼鳥が16羽いた。この幼鳥が成長して数がさらに増えることを願って沼を離れる。
 
 
 ここは、国内ではハクガンに会える数少ない越冬地だ。
 地元の人たちの温かな見守りで、安心して冬を越せるガンたち。
 地元の人たちに感謝だ。


(2008.11.8 isamu)
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2007.11.8 北海道十勝郡浦幌町

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 たまたま対岸に車が止まった。するとヒシクイを先頭にマガン・ハクガンが一斉に群れをなし、飛び立つ。あとにはオオハクチョウとマガモだけが残り、泳いでいる。
 やはりガン類は警戒心が強い。
 
 しばらく待っても戻る気配なし。30分ほど、この場を離れる。

〜by じいちゃん先生 〜

公開:平成20年2月5日

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