(公開:2012.2.25)

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 近くの川でシギ類などを見るが、天気も一向によくならず、鳥も少ない。
 アオアシシギ(写真上)などを撮影し、昆虫などを狙って森の探索に切り替える。
 

2009年5月 対馬探検記5 〜第三日目ダイジェスト@〜

 夕方近くになり雨は小ぶりに。
 夜のために下見をしておきたい場所が一箇所あった。
 僕らは佐護から少し南、目保呂ダムに向かった。

 ここには馬事公園があり、ツシマウマの馬舎がある。

第3日目(5月3日@)

 対馬3日目、朝起きると雨であった。
 雨ということは昼間の爬虫類や昆虫類は無理。
 だから必然的に鳥狙いとなる。もちろん、鳥も動きが悪いのは承知の上なのだが。
 喜んだのはじいちゃん
 もともと鳥が見たくて対馬にやってきたのだから、当然といえば当然なのだ。

 というわけで、前日とはちょっとコースを変えて佐護を回る。
 佐護に入ったとたん、いきなりアカガシラサギを見つけるも、遠いのと強い雨で撮影できず。
 そこで周辺の田んぼ地帯を車で回ることにする。
 回り始めてすぐ、じいちゃん「あ・・・ツル・・・みたいのがいたぞ」とつぶやく。
 「ツルみたい」と言うのがくさい。思わず「あ?そう?」とスルーしてしまう。
 じいちゃん、しばらく沈黙のあと、「・・・・いや・・・見間違いじゃないと思うけど・・・」
 「アオサギだろ?」と言って、最近目と耳が悪くなってきたじいちゃんを信じない僕。
 まぁ、どうせブラブラ探索なのだから寄り道も良し。時期が遅いと思うけど、ありえなくはないか。

 ということでUターン。
 すると・・・・・あれれれ、ナベヅルだ。
 

対馬探検1 

対馬探検2

対馬探検3 

対馬探検4

対馬探検5 

対馬探検6


対馬探検7 

対馬探検8

対馬探検記2009年5月編

 間違いない。ナベヅルの若鳥のようだ。
 西日本のツルと言えば、真っ先に思い浮かぶ種だが、5月でも渡り途中の個体がいるということに少々驚いた。
 ・・・・いや、正直、いるわけないと思っていた。
 しかし、おかげで春の緑の中で撮影ができたのだから、じいちゃんには感謝である。
 それにしても近かった。

bunbuku
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bunbuku
bunbuku
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 こちらはダビドサナエ
 サナエトンボの仲間。
 雨の中、じっとしていてくれた。寒さのせいもあるのかもしれないが、元気がない。

bunbuku
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bunbuku
bunbuku

 ヒミズが死んでいた!
 対馬のヒミズは亜種ツシマヒミズ!!
 ヒミズの対馬亜種Urotrichus talpoides adversus だ。
 死んでいるとはいえ、難易度が高いと思っていた本種をじっくり写真に収めることができただけでも大感激だ。
 それにしても、土の中で暮らしているはずの本種が、なぜ、わざわざ材木の山に登って死んだのか?

 うーーーん、わからん!

 ツシマウマ撮影後、目保呂ダム周辺を散策。
 前回来た時はツシマテンに複数会ったので、印象が強いポイント。
 材木が道端に積んであり、もちろん昆虫狙いで近づくと・・・・なんと!!

 ツシマウマは馬舎で飼育されており、もちろん野生動物ではない。
 日本の在来馬8種のうちの一種で、29頭しか生存していないという希少な日本馬だ。
 性格が温和で体高が120cm強と小型の種。
 まさに絶滅が心配されており、保存計画も検討されているそうだ。

(↑)目保呂ダム馬事公園(長崎県対馬市上県町瀬田)
 ツシマウマの馬舎

 ツシマコマルハナバチ
 コマルハナバチ対馬固有の亜種である。
 全身の写真が撮れなかったが、押さえておきたい一種だったのでじわりとうれしい。

 適当に林道を攻めてみるが、ツシママイマイなどカタツムリ類がわんさか。
 上の写真もツシママイマイなのだが、殻の色はバリエーションが豊富。
 あきない陸貝だ。

 生き物探索において、雨は決してアンラッキーとは言えない。
 雨だからこそ会える生き物がいっぱいいる。

 

 そして、田んぼの中で再びアカガシラサギを発見!
 雨のため証拠写真しか撮れないが、自力で見つけるのは楽しい。

 オオゴキブリ
 南のゴキブリの印象が強いのだが、本州にもいる。
 しかし、北関東では見たことがないので、いったん捕獲してていねいに撮影。

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