2009年5月対馬探検記 〜 プロローグ 〜
(2012.8.20公開)
↑ ナベヅル
続いてナベヅル。
緑の中のナベヅルもなかなか良い。じいちゃんが一番喜んだ鳥かもしれない。
こんな感じで、春先に渡りの途中で島に立ち寄った鳥を狙ったが、ちょっと低調であった。
↑ ヨスジアオカミキリ
上はヨスジアオカミキリ。対馬でしか見られない種で、ラッキーだった。
時期が早くて、本命種はことごとく外したけど、何種類か固有の昆虫にも会えた。
昆虫は時期をずらしていずれ挑戦したい。
まずは爬虫類代表、ツシママムシ。もちろん対馬固有種だ。
予想に反してたくさん会うことができた。
↑ ツシマサンショウウオ
ダイジェストつしま2009(予告編)
最後にツシマヤマネコ。
ヤマネコセンターで飼育された個体だ。
今回も残念ながらヤマネコには会えなかったが、固有の哺乳類は何種類か会うことができた。
さて、ここで予告をかねてこの旅に登場する生き物たちを少しだけ紹介しよう。
対馬の北部ではあちこちで見かけるツシマヤマネコの看板。
こんな大物が生息しているのに、対馬には秘境の雰囲気がない。
島の面積は708.81ku。人口は33,000人強。人口密度は1kuあたり47.1人。
島としては決して狭くないし、人口も多いとは言えないのだが、島の隅々まで人の気配が濃い。
山を縫うような林道は完備されているし、森も植林された人工林が目立つ。人の手が行き届いている環境ゆえ、対馬は生き物ウォッチングがしやすい。また、外国との交流の中で独特の文化もあり、文化と環境、人と生き物なんて視点でも楽しめる。
反面、そういう自然環境では生物の保護は難しさが付きまとう。
ツシマヤマネコの抱える生きづらさを肌で感じてみるのもいいかもしれない。
↑ ツシマヤマネコ看板
対馬の早朝の景観。
丘からは韓国が見える、まさに国境の島。
歴史的にも文化的にも日本と大陸を結ぶ対馬は、生物相も大陸系の生き物が混ざる。さらに、大陸系にも日本系にも属さない、固有の生き物たちも数多く生息している。
日本ではここでしか見られない生き物がたくさんいる島が対馬なのだ。
↑ ツシママムシ
↑ ツシマヤマネコ(飼育個体)
↑ 対馬北部の景観