さて、アカマクミドリムシについては、案内板の内容がシンプルでわかりやすい。
けっして手抜きではないのだが、案内板をそのまま見ていただこう。
こんなに目立つ生き物なのだが、素人にはその生き物の名前すらわからぬままになってしまうことがほとんどである。
しかし・・・・・・・・・・。
なんと、池の脇にこのプランクトンを説明する案内板が立っていたのである!
赤いプランクトンのなまえはアカマクミドリムシ!!
なるほど、水面が名の通り赤い膜を張ったようになる。
それにしても・・・・・・・
すごいぞーー!
埼玉県自然学習センター!!
↑ 埼玉県北本市・北本自然観察公園 高尾の池
さいたま市から長野に向かうため、圏央道の桶川北本インターを目指す。
途中、インターに近い北本自然観察公園に寄った。
目的はシマアジというカモの仲間だったが、池にはカルガモしかいない。
先の長い旅なので早々に引き揚げるつもりであったが、池の水面が赤くなっている。
なにかのプランクトン類が大発生中なのであろう。
ついつい撮影してしまう。
さて、今回はアカマクミドリムシの名がわかったというだけでも僕には大収穫であったが、それは案内板があったことに尽きる。
いつも埼玉県自然学習センターでは学芸員さんたちにもいろいろ教えていただいているが、さすが!と感動。
地味な生き物にこそ光を当てる。これからもぜひ続けてください!
アカマクミドリムシEuglena sanguineaはミドリムシ植物門ミドリムシ網ミドリムシ目となる。
鞭毛(べんもう)虫の一種であり、鞭毛(べんもう)を動かしながら、光合成でエネルギーを得る。
簡単に言うと運動する単細胞の藻類。
光合成を行ないながら、鞭毛運動をするのだから、たしかに単細胞生物は植物か動物かの区別が難しいし、それゆえに興味が尽きない。。
↑ 望遠レンズで撮影