ウミホタル
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ウミホタルのからだ


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 上の写真はバケツの中でウミホタルが泳いだ跡。
 こんな感じで発光物質を出しながら泳ぐので、光の筋ができる。
 この発光物質はルシフェリンというそうで、ルシフェラーゼという酵素の作用で海中の酸素と反応し、発光する。

 昆虫の蛍のように夜になるといっせいに光るのではなく、振動などの刺激を受けると発光する。


 さて、その正体は・・・・・?

上唇腺
黄色く見えるのが発光物質

 つい先日、生まれて初めて海ほたるに行ってきた。
 東京湾アクアラインPA(パーキングエリア)として建設された人工島だ。
 仕事の帰りに寄ったのだが、一度は訪れてみたかったので得した気分。
 なるほど、海に浮かぶ要塞のような海ほたるは、ちょっとかっこいいと思った。
 
 

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↑ ぶんぶく式ウミホタル捕獲トラップ1号機(失敗作)

 さて、ウミホタルとはいかなる生物か。
 ヒントは次の写真。

 上の写真のように、ウミホタル丸いのだ。
 そして小さい。3mm程度のサイズだ。

 さらに、にじんだように広がろうとしている光もこの生き物を理解するヒント。
 ウミホタルはその本体が発光するのではなく、発光物質を放出し、その物質が光るのである。

じゃ〜〜ん!これがウミホタル(ウミホタル科ウミホタル属)だ。

その正体は甲殻類。つまり、カニやエビ、ミジンコなどの仲間。
大きさは3mm程度。日本の太平洋沿岸にひろく生息している。
他の生き物の死体などを主に食べる。


ちなみにウミホタルのからだは下の写真のようになっている。

心臓 

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 第二次世界対戦の際に日本軍がウミホタルの発光物質を利用しようとしたという有名なエピソードがある。乾燥したウミホタルの粉末に水をかけて、そのかすかな光を照明にしようとしたそうだ。
 実際にはうまくいかなかったとも、実際に使用したとも言われているが、たぶん、すごく効率の悪い照明だったと思う。

 海上にそびえ立つハイテク要塞島から、60年以上も前の熱帯の夜を思い浮かべる。
 兵士の手に一握りのウミホタルのかすかな光・・・・・。
 僕ならば強烈に故郷に帰りたくなっただろう。 

↑ ウミホタルのからだ

 こんなかんじのウミホタル。
 ひと言で言うなら、ミジンコだ。

 夜の華麗な光とは対照的に、なんとも地味な正体なのであった。

  カラ 
キチン質でできていて透明。
左右二枚ある。

消化器官

複眼
昆虫と同じ

 夜、バケツの中できれいな光を放つウミホタル
 千葉県館山市にて2008年11月1日に撮影。
 
 夜の海に煮干を入れたペットボトルを投げ入れ、しばらくして引き揚げると採集できる。
 下がそのペットボトルだが、穴の数が多すぎて失敗作であった。
 寒かったけど楽しかった。
 しかし、夜の海は大変危険であるから、子どもだけではぜったい挑戦しないように!

 

 この海ほたる海上に浮かぶ光ということで命名されたそうだ。
 海に浮かぶホタルということならば、甲虫のホタル(蛍)のことなのかもしれないが、海の中には実際にウミホタルという生物も存在する。

 前置きが長くなってしまったが、今回はそのウミホタルを取り上げてみよう。
 下の写真がウミホタルである。

 海鳥類は狙えるのかもしれないけど、人も多いしそんな気分にはなれなかった。
 ウミネコだけはたくさんいた。

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