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コガネグモ

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 クモ目コガネグモ科  学名Argiope amoena 
 大きさ メス20mm〜25mm オス5mm〜7mm   分布 本州〜九州
南方系のクモで、北に行くほど少ない傾向。かつては農村を代表するクモだったが、最近は都市化の影響で激減したと言われている。オスは小型で、腹部はくすんだ黒褐色。大きな垂直円網を張り、昆虫を捕獲し食べる。産卵は7月〜9月。
撮影:栃木県岩船町(平成19年7月)

 これは埼玉県久喜市
 埼玉県のレッドデータブックにも記載されていない産地のようだ。
 埼玉県RDBでは絶滅危惧TBなので、未記載地での記録は貴重だろう。

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 クモとしてはかなりメジャーなコガネグモ
 でも北関東では生息地が限定的で、会えるとうれしくなる種のひとつだ。
 埼玉県群馬県では環境省レッドデータブックでは絶滅危惧T類に指定されている。
 ということで、今回は北関東に絞ってコガネグモを特集しよう。

 最後は宮代町の某公園。
 ここもまた埼玉RDBでは未記載地だろう。
 ひとつの網に2匹写っているように見えるが、それぞれ違う網だ。

撮影:埼玉県宮代町(平成19年8月)

 ここのポイントはわりと確実にコガネグモが見られるところ。
 年に何回か巡回パトロールするが、高確率でこのクモに会える。
 周辺には他にもコガネグモのポイントがいくつかある。

 生息地の環境としては里山のふもとの田んぼの周辺。
 トウキョウサンショウウオの産卵地があったり、いろんな生き物が豊富な環境で、僕のお気に入りのポイントのひとつだ。
 そういう良好な環境がコガネグモには必要なのだと思う。

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 北関東、特に埼玉東南部のコガネグモをけっこう意識して探していたが、最近はさいたま市でも産地を確認した。

 都道府県におけるレッドデータブックの指定状況は、埼玉県とともに、群馬県でも絶滅危惧T類となっており、千葉県では絶滅危惧U類である。さらに、愛知県三重県大分県準絶滅危惧種となっている。

 おなかから見るとこんな感じ。

 
 

 特徴的な4本足スタイル。

 巣にある太くてジグザグな太い糸はコガネグモ類の特徴である。
 さらに8本の足が4本に見えるこのスタイルも特徴だ。
 コガネグモは4本の太い糸の巣と、4本足のスタイルを目印にすると見つけやすい。

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撮影:茨城県笠間市(平成19年8月)

 大きいということはメスコガネグモ
 オスはまだ接写で撮影したことがない。
 おなかの黒いシマシマが黄金色になっている美しい個体。
 まさにコガネのクモだ。

 続いては那須コガネグモポイント。
 こちらも山に囲まれた田んぼ地帯で、いろんな生き物のいる良好な環境だ。
 水生生物を探していると、時おり大きなコガネグモを見かける。

撮影:栃木県那須塩原市(平成18年6月)

公開:平成19年10月23日

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撮影:埼玉県久喜市(平成19年8月)

 続いて、下のコガネグモ茨城県笠間市で撮影したもの。
 このポイントも水生生物を中心にいろんな生き物が生息している。
 

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