カイエビの仲間  

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 じゃーーーん! 
 足だか触覚だかわからないけど、4本出ている。目玉もあるぞ!
 貝殻の中に住む巨大なミジンコのような生き物。
 まちがいない・・・・。  カイエビだ!

 でも、種類がわからない。日本には数種類しかいないのにね。

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 双殻目カイエビ亜目カイエビ科  大きさ 0.5cm〜1.5cm  分布 東北〜九州
 ミジンコが二枚貝をかぶっているような生き物。5月末〜6月にかけて出現。貝から足を出して泳ぎ、泥の中の微生物を食べる。カブトエビやホウネンエビと同様に、水田で見つけることが多い。田植えの終わったばかりの田んぼでよく発生する。
 世界で200種、日本では7種類くらいが知られている。知名度が低く、ネットで調べても大した情報がなかった。
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 4本の長い足のほか、おなか側に細く短い足がたくさん見える。
 長いのは触角にも見えるし、細かくてたくさんあるほうはヒレのようにも見える。
 この足(?)をけんめいに動かして水の中を泳ぐ。貝殻(かいがら)が重そうだね。

長い足

撮影 : 栃木県北部 (平成20年6月7日)

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短い足

 とある池で水生昆虫を探していたら、小さな泳ぐ貝を何匹も見かけた。
 ・・・・貝が泳ぐ? ホタテなどが上手に泳ぐことができるのは有名だが、淡水貝の幼生も、泳ぐところを見たことがある。
 とりあえず網ですくって確認してみる。
 あれ・・・・? なんか、変だ。
 貝なのに・・・・目玉が見えるぞ!

 もう一度、足元を泳ぐ貝をよく見てみる。
 れ・・・・・・・、あ、足が見える!!

 ということは・・・・・、これって、カイエビ? 

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 あまり知られていないカイエビだけど、実はなかなか面白い生き物だ。
 ジュラ紀の頃から生きているということは、恐竜の時代から地球を見てきたということだものね。
 

↑ ドブガイ(?)のこども

 上からおなか側を見たところ。小さな足が見えている。


 さて、最後は本物の貝のこどもを紹介しよう。下の写真だ。
 このあたりではドブガイが多いので、たぶんドブガイのこどもだろう。
 なんと大きさは今回紹介したカイエビとほとんど同じ。
 貝殻を閉じたり開いたりしながら泳ぐのだが、カイエビと比べても泳ぎは下手だ。
 

卵かな?

 発生期間は短いと思われ、一定の時期にたくさんの個体が現れる。
 たくさんいる中から数匹つかまえ、ゆっくり観察してみよう。

 上の写真では貝の中にオレンジ色のかたまりを持っているものがいる。
 これは・・・・・・のように見えるね。
 この池は冬には水が枯れる。
 カイエビの他、カブトエビホウネンエビなどは、一定の期間、水が干上がり、卵が乾燥する時期が必要だ。
 そういう意味では田んぼがまさにぴったりの環境となる。

 このカイエビの特徴は、貝を閉じたときに薄いということと、大きさか?
 特に大きさは1.5cmほどあり、カイエビの仲間としては大きいサイズではないだろうか?

 ジュラ紀から白亜紀にかけて、大繁栄したと言われるカイエビ。特に東アジアでは大量の化石が見つかっているそうで、日本でもいろんなところの白亜紀の地層から化石が産出している。

 上から背中側を見たところ。4本の足がよく見えるね。
 体の先に見える黒いのが目玉。
 貝殻がなければ、たしかにミジンコの仲間だということがわかる。

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