アシダカグモ

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クモ目アシダカグモ科 大きさ 10cm〜13cm(足も含め)  分布 熱帯・亜熱帯を中心に全世界に分布。日本では茨城県以南。
主に屋内に生息しゴキブリ、小さなネズミなどを捕食する。元来日本にいなかったクモで、果物などとともに外国からやってきた帰化動物。夜行性で巣を張らないで床や壁などをごそごそ徘徊して餌を探す。 

撮影:沖縄県名護市(平成17年3月)

 僕の住む関東北部では「屋内にアシダカグモが出た」なんて話題を聞いたこがなく、たぶん生息していない。
 ところが西日本では家の中をごそごそと動き回る、恐ろしい姿の巨大クモだ。でも毒はないし、かまれたりすることもない。実はゴキブリをばりばり食べてくれる「良いやつ」であったりする。このクモが数匹棲めば、その家のゴキブリはあっという間に全滅してしまうなんて話もあるらしい。
 とは言っても巨大グモ、同居するとなればそこそこの覚悟が必要だ。ゴキブリとアシダカグモのどちらがいいか、というところか。


 関東に出てきて、寝ている自分の布団の上を這い回るゴキブリを見て倒れそうになった。翌朝、ゴキブリほいほいを大量に買い込んだ。夜は枕元に新聞紙を棒状にした手製武器を並べなければ眠れなくなった・・・・・。ゴキブリのいない北海道に心から帰りたくなった。

 そんな僕にしてみれば、アシダカグモはまさに救いの神。我が家に1匹・・・・神々しく降臨してくれないか。

 アシダカグモの大きさに度肝を抜かれた。子どもの手のひらよりでかい。よくCDサイズ、なんてたとえがあるが、確かにそれに近かったように思う。
 やんばるナイトウォッチングでの1コマ。真っ暗な遊歩道沿いの手すりの上に、ライトに照らされたこいつがいた。屋内性のクモというイメージだったが、沖縄などの南西諸島では屋外でも会えるということらしい。と言うか、よく調べたら沖縄では屋外でしか越冬しないそうだ。もともとは南方系のクモだからね。
 いやーー、良いクモであった。

bunbuku

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