カワヒバリガイ

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イガイ目イガイ科  大きさ 2cm
 分布 中国南部から東南アジアにかけて広く分布。国内では木曽三川、琵琶湖、淀川、群馬県鏑川から霞ヶ浦にかけての利根川流域など、広い地域で生息が確認されている。。 
1990年代に日本に侵入したとされる外来種。タイワンシジミなどの外国産シジミ類に混ざって入り込んだとされている。国の特定外来生物に指定されている。
黒い2枚貝で、足糸(そくし)で石やコンクリートなどに付着する。貝同士でくっつき合い、大きな塊を作る。ムール貝に似ているが、食べられない。
足糸で石などに付着する淡水性二枚貝は、いまのところ日本では本種のみなので、見つければ同定はしやすいだろう。
bunbuku

撮影 : 茨城県稲敷市・霞ヶ浦 (平成19年12月)

bunbuku

 カワヒバリガイなる外来種のことがたびたびニュースになる。
 琵琶湖周辺や群馬県鏑川(かぶらがわ)流域で大量発生するのだそうだ。
 なんか実感の湧かないニュースであったが、茨城県の霞ヶ浦でも増えているとの情報が届いた。利根川上流の群馬県あたりから流れ着き、繁殖しているのでは、という。

 え? そんな近くに?
 ・・・・急に実感が湧いてきた。
 インターネットで調べると、カワヒバリガイが確認されている地点が載っていた。さっそく出かけたはいいが、大きな湖の周辺で探しても、死んで打ち上げられた貝殻すら見つからない。
 時にウェーダーを履いて真冬の霞ヶ浦に入ったが、ただ寒いだけ。
 仕方がないのであきらめて、バードウォッチングポイントに移動し、少しだけ用水路でがしゃがしゃとタナゴ採集をした。

 すると・・・・げ、見たことのない貝!

 カワヒバリガイ、見つけた!

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(2009.3.14公開)

 このカワヒバリガイが水路の壁一面にびっしり張り付いている映像を見たことがある。
 ひどくなると利水施設の配管を詰まらせるなどの被害があるようだ。在来種への具体的な影響は僕にはわからないが、大量に発生したり、大量に死んだら、生活用水や農業用水にも大きな影響が出るであろう。
 なんとも不気味な存在、というのが僕の感想。
 いずれ群馬県鏑川あたりの状況を見ておきたいと思っている。


 残念なことに、ムール貝に似ているが食べられないとか。
 こちらのほうは確かめてみる気はないが・・・・。

 両側の殻が硬く閉じてあり、やっと生体を見つけたと思ったが、中身は空っぽだった。
 死んでしまった貝殻だけで生息していると断言できないが、まさか、こんな貝の殻をわざわざ捨てる人もいないだろうから、「カワヒバリガイは霞ヶ浦に生息している」と判断して間違いなさそう。
 (霞ヶ浦の湖岸には新生代第四紀の貝殻化石がよく打ち上げられているが、色が抜けて真っ白になっているので、現生種とまちがえることはない)

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