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 ヒルミミズ(ザリガニミミズ)の仲間
    
     〜ニホンザリガニと物体X編 2〜

bunbuku
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 今回はあれですよ、あれ。
 ニホンザリガニの体に取り付いていたあれ。例の物体X
 キモチワルイ系がダメな人は見ないほうがいいと思うけど、なかなか見られない奴だったりするから、レア系の生き物を求める人にはちょっと刺激的かも。
 

 エサは水底や水中を漂う有機物らしい。だから、ヒルミミズが付着しても「ニホンザリガニにはなんら影響がない」という話や、「寄生か共存かわかっていない」なんて記述もあった。
 

 じつは・・・・。ザリガニに寄生するヒルミミズを見つけたとき、ニホンザリガニの生息地がまたひとつ消滅するのかと思って、かなり動揺した。だから、ヒルミミズのついたニホンザリガニを、そのままリリースして良いのかどうか、けっこう迷った。有害生物ならば駆除したい気持ちのほうが強かった。でも、ヒルミミズの正体がわからなかったし、数も多かったことから、ザリガニを守るのならばしかるべきところに連絡して、専門家の判断のもと、しっかりした取り組みが必要だろうと思い、すべてそのままにリリースしてきた。

 今回の物体Xヒルミミズならば、たぶんニホンザリガニの生息に大きな影響はないということになるが、いかがだろうか。詳しい読者の方がいたらご一報を。

bunbuku

ニホンザリガニ1
ニホンザリガニ2(物体X編)

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(平成20年10月12日公開)

ね? 背中に張り付いている、白くて長い奴。ニホンザリガニに張り付いた物体Xだ。

 しっかりと吸盤で張り付いている。
 ヒルミミズうにゃにゃ系では1、2を争う大物。その2対が合体したようなこの生き物は、うにゃにゃの王様とでも呼びたくなる・・・・。

 ヒルミミズ類をもう少し詳しく紹介
しよう。
 分類は環形動物門 蛭網(ヒル網) ヒルミミズ目となる。ヒルミミズは「ザリガニ類の体表で付着生活を送る」生き物ということで、ザリガニの体表でしか観察できない生き物といえる。北海道から11種、本州から1〜3種発見されているが、生態はわからないことも多いようだ。

 環境省「その他無脊椎動物レッドリスト(2006年版)」では、11種のヒルミミズ類(ザリガニミミズ)絶滅危惧U類(VU)として掲載されているので紹介しよう。

  アオモリザリガニミミズ  Cirrodrilus aomorensis
  カムリザリガニミミズ  Cirrodrilus cirratus
  エゾザリガニミミズ  Cirrodrilus ezoensis
  ホソザリガニミミズ  Cirrodrilus homodontus
  イヌカイザリガニミミズ  Cirrodrilus inukaii
  ヒメザリガニミミズ  Cirrodrilus makinoi
  オオアゴザリガニミミズ  Cirrodrilus megalodentatus
  ニッポンザリガニミミズ  Cirrodrilus nipponicus
  ザリガニミミズ  Cirrodrilus sapporensis
  ツガルザリガニミミズ  Cirrodrilus tsugarensis
  ウチダザリガニミミズ  Cirrodrilus uchidai

 以上のヒルミミズ類(ザリガニミミズ)が絶滅危惧U類(VU)となっている。

 日本のヒルミミズ類(ザリガニミミズ)のほとんどが絶滅を危惧されているということは、今回紹介しているヒルミミズもきっと希少種に違いない(?)。だいたいニホンザリガニ自体も絶滅危惧U類なのだから、それに付着しているヒルミミズはもっと見つけにくいということは間違いないだろう。

 うにゃにゃ・・・。なに、これ?
 どうやら先が吸盤になって、甲羅に張り付いているみたい。寄生生物っぽいね。
 「ニホンザリガニ」、「寄生」でネットで検索すると・・・・。いたいた、それらしきものが。

 名前は・・・なんと、ヒルミミズ!(たぶん)
 ヒルとミミズが合体した、ちょっとベタだけど強烈すぎる名前。
 

 ヒルミミズ目に属し、ザリガニに寄生するものはザリガニミミズとなり、種類もそれなりに多いようだ。今回はほんとにヒルミミズでよいのかも確信が持てないので、当然、種の同定まではいたらない。ヒルミミズ目ザリガニミミズSPということでお許しを。

撮影:北海道道北地方(平成20年9月)

 採集したニホンザリガニの約5割で発見。1匹のザリガニに多くて4、5匹確認できた。取り付いている場所は背中、はさみ、おなか(えらの辺り)が多い。子どもの頃から慣れ親しんだニホンザリガニだけど。実は僕もはじめてみた(と思う)。

 拡大・・・・でもしてみましょうか。

 うにゃ・・・。キモイ。

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