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ウスバカマキリ


 カマキリ目カマキリ科   大きさ 45mm〜65mm  分布 北海道 本州 四国 その他世界各地 
河原などの明るくて開けた草原に生息する。日本では多い種類ではないが、分布は広く、世界各地に生息。腕の付け根に黒い斑紋があり、他種と見分けるポイントとなる。産卵は秋、意志や枯れ木の下、家の壁などに産みつけられる。
bunbuku
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 河川敷など、明るくて開けた草原に生息する。
 ここのポイントでは、オオカマキリ、チョウセンカマキリ、コカマキリも生息している。

 名の由来はたぶんこの羽から来ているのだろう。
 透明で薄い羽・・・。
 まあ、このあたりもハラビロに似ている。

 卵のうはやや細長い枕型。家屋の壁や石の下などに産みつけられる。
 上の写真は現地で撮影。これは捨てられた廃材をめくって見つけた。ゴミをめくると他にもいくつかの卵塊が見つかった。
 ただし、これがウスバカマキリのものかどうかは確定できないでいる。
 細長く、見たことのない形だったので、ウスバカマキリっぽいな、とは思っているけど。

撮影:関東北部(平成20年10月、平成21年10月)

bunbuku
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 資料で産地を確認し出かけてみたが、さっぱり気配がわからない。
 ススキ類やセイタカアワダチソウをくまなく探したが見つからなかった。これらにくっついているだろうというイメージは大きく外れてしまった。
 道の上を探したほうが見つかる確率が高いのだろうか。

 淡い緑がなんともきれいだ。
 コカマキリよりは大きく、ハラビロカマキリのオスを探す感覚か。
 実物を頭に叩き込んで、その日も次の日も探し回ったけど、その年はもう会えなかった。

 上から見ても、横から見てもシンプル。
 僕は見たことがないが褐色のウスバカマキリもいるそうだ。
 そうするとコカマキリと見間違うケースも出てくるかもしれない。

 どうしてもウスバカマキリが見たくて、関東某所を徘徊する。
 草原の中の道を歩くこのカマキリを見つけたときは、思わず叫びたくなった。
 どのくらい珍しいかはよくわからないが、僕の中でのレア度はけっこう高い。
 ただし、分布は広く、世界各地に生息する。 

bunbuku
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 一番確実な判別ポイントは、この腕の模様(斑紋)。
 腕の付け根の黒い斑紋が目立つ。

 付け根から黒(大)、複数の白(小)、丸い黄色(中)の模様(斑紋)。
 ウスバカマキリだと一発でわかる特徴。

 翌年も周辺でかなりしつこく探したが、さっぱり見つからない。
 そこで前年と同じ場所に寄ってみたら、ほぼ同じ場所に、同じ体勢でウスバカマキリ(上の個体)が固まっていた。
 
 広い場所で長時間探し続けて前年の再現・・・・。
 まるでデジャブのような再会に、かなり驚いてしまったが、それを偶然といって良いのかはわからない。
 もしかしたら、意味のあることかもしれないから・・・・。

bunbuku
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(平成20年11月30日公開)

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