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 新しいタガメの繁殖地を発見した。
 昨年、親タガメ・子タガメを見つけており、繁殖しているはずだと思ってはいたが、予想を上回るタガメの卵塊を発見。まずは第一報ということでご紹介しよう。

↑ タガメの卵

この日見つけたタガメの卵をどんどん紹介しよう。「こんなかんじ」というのは伝わるであろう。

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 壊された卵塊。メスのタガメは他のメスの産んだ卵塊を壊し、その卵を守っていたオスと交尾し、自らの卵を産む習性がある。新しい卵があるわけでもないのでなんとも言えないが、もしかしたらメスが壊したのか? 

↑ 平成19年10月撮影

 平成19年10月に採集した幼虫(写真中央)。タガメを取り囲むのは、右からガムシ、イモリ(幼生)、コオイムシである。このほかにもクロゲンゴロウやらマツモムシやらいろんなヤゴやら、たくさんの生き物が棲む池だ。
 タガメの幼虫はご覧の通り、羽がない。だから幼虫のときは飛んで移動することはできず、この池のように閉鎖的な環境ならば、ここで生まれた個体だと推測できる。
 タガメの産卵場所探しは、夏の幼虫採集がポイントになるということだ。

↑ 平成20年6月撮影

 卵を守るオスは1匹も見つけられず、水の中をタモ網でがさがさするも、親タガメも1匹も見られない。たぶん、もう移動していて、この池にはいない。

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 多いのは池の中の立ち枯れの木に産みつけられた卵。まだ孵化した形跡はない。

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 多様な生き物が生息するこの池は、通い始めてまだ2シーズン目だ。
 卵を守るオスが見つからないということは、どういうことなのか。しばらく(数年はかかるだろう)は観察を続けて見ようと思っている。

タガメ 1   栃木県のタガメ
タガメ 2   茨城県・抱卵
タガメ 3   栃木県水中写真
タガメ 4   茨城県の産卵地編

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↑ 平成20年6月撮影

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↑ 平成20年6月撮影

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タガメ5 (栃木県の産卵地編)

↑ 平成19年10月撮影

 写真は平成19年10月に撮影したもの。当然、産卵の時期とは大きくずれており、卵を守っているわけではない。たしか、台風の翌日。この時期になぜ水中から出てこんな格好をしているのか。はじめはわからなかったが、よく見ると羽が乾いている。ああ、きっと甲羅干し(こうらほし)だ。でも、もしかすると新しい地をめざし飛び立つため、羽を乾かしているのかもしれない。タガメは時期により暮らす場を移動する。

撮影 : 栃木県 (平成20年6月7日)

 繁殖地はわりと広い池。水生植物と水生昆虫、トンボ類の天下。でも、魚が1匹もいない。
 魚がいない理由はシンプルで、冬には水が枯れてしまうから。そして春、どこからともなく水が湧き上がり、あっという間に池になる。

 不思議な池・・・・。始めてこの池を見つけたとき、まっさきにハッチョウトンボを探したが、水の枯れない水辺でしか越冬しないこのトンボが見つかるはずはなかった。

 そして、タガメ・・・・・。卵塊は10以上見つけた。でも、卵を守るオスは1匹もいなかった
 なぜなのか・・・・・・。今はその理由がさっぱりわからないけど、そういう個体群があるのかもしれない。

↑ 平成20年6月撮影
↑ 平成20年6月撮影

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 これまた壊された卵塊。メスの仕業でなければ、他の生き物か? タガメの卵を破壊する生き物なんて思いつかないが・・・。とにかく孵化したわけではなさそう。

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