ルリボシカミキリ
          〜群馬県桐生市新里町〜
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 たいていは、せわしなく動いている。、あやしいポイントでは立ち止まって、せめて30秒は観察して欲しい。ほだ木とほだ木の間から、ひょこっと顔を出してくれたりする。日のあたる場所で、新しいほだ木が良い。古い木にはほとんどやってこない。他のカミキリムシが多い木も可能性が高いぞ。
 ルリボシカミキリを見つけたら、動かなくなるまでしばらく待ってみよう。動いているうちはけっこう近づけるので、落ち着いて待てる。ただし、じっと止まっていたり、動いていたのに急にじっとする場合は、警戒されているかもしれない。逃げられてしまわないように、ゆっくり近づこう。
 逃げるときのパターンはだいたい2パターン。飛んで逃げるか、地面にぽとっと落ちてしまう。たいていは飛んで逃げる場合が多いようだ。

撮影 : 群馬県桐生市新里町・ぐんま昆虫の森 (平成19年7月16日)

日本を代表する甲虫といってよいだろう。今回はルリボシカミキリ。とにかく美しい。

↑ ルリボシカミキリ

 場所はぐんま昆虫の森。ホームページにも載っているし、公園内は採集禁止なので、場所をオープンにしても差し支えないだろう。
 昆虫の森に入ると、遊歩道の脇に伐採木を積んだほだ木置き場が何ヶ所もある。そこが観察ポイント。この日は最盛期なのか、たくさんのルリボシカミキリがあらわれた。さっと見ただけでも15匹はいたであろうか。その気になれば30や40くらいは軽く見られそうな勢いだった。蚊(か)が多くて僕は早々に引き上げたけど、ルリボシの来るほだ木は日なたなので、観察中は蚊も少ない。

bunbuku
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 ルリボシカミキリ
 甲虫目カミキリムシ科  大きさ 18mm〜29mm 分布 北海道〜九州、屋久島
 名前の通り、瑠璃色の美しいカミキリ。日本の代表的な甲虫のひとつ。発生期は6月〜9月 成虫はブナやカエデ、クルミなどの倒木に産卵し、幼虫は朽ち木を食べて3年かけて育つ。
ウォッチングのコツ・・・昼間活動するが、数は多くないのか、意外と見つからない。ルリボシカミキリが好む広葉樹の林で、朽ち木や伐採木を探してみよう。伐採した木の断面に美しいルリボシがついていたりする。

現地施設

ぐんま昆虫の森 〒736-0132
群馬県桐生市新里町鶴ヶ谷460−1
電話
 0277-74-6441
ぐんま本来の里山を時間をかけて復活させた、昆虫たちがたくさんの豊かな森。子どもたちに実際に虫に触れてもらえるよう、工夫がこらされている。持ち帰ることは禁じられているが、自由に虫捕りができる。昆虫観察館は地域および国内の虫を中心に展示。生き物の図鑑や資料でいっぱいの図書室もある。
休園 毎週月曜日(祝日の場合翌日) 年末年始

入園料一般400円、学生200円、中学生以下は無料
アクセス:東武鉄道赤城駅下車タクシー10分
詳しくはぐんま昆虫の森HPへ

この日は何度もペアになったルリボシを見つけた。上の写真では下の大きいほうがメス、上の小さいほうがオス。このかっこうのまま、いつまでもぐるぐる動き回っていた。まるでルリ色電車。おかしかった。

 さて、このペアだけは同じ大きさ同士のペアで、どちらもオスに見えた。そうだとすると、なんともなさけないかん違いだ。余計なお世話なのだろうが、あわただしいのがいけない。あわてず、ゆっくり生きればよい、と思うのだが、彼らにしてみればひと夏だけの人生・・・・。あわただしく駆け抜けていくのだろう。

bunbuku
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(2007.7.24公開)

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