撮影:福島県南会津地方(2010.7〜8月)

 2010年夏は南会津に通いまくった。
 ターゲットは夜行性の鳥類、哺乳類、タマムシ類などである(大半が来年の宿題になったが)。
 なかなか楽しいシーズンであったが、夜の南会津と言えばおまけにクワガタ類もついてくる。
 そういう意味ではオオクワガタも何匹か見ることができた。
 といってもメスばかりではあったのだが・・・。

 上の写真のように、道の真ん中でつぶれている車の犠牲になった個体。

 マニアの人にはたまらなく辛い光景であろう。
 だけど、たとえ車にひかれたとしても、野生で生きて、死んでいくことこそがこの虫らしい。
 傷だらけのこのオオクワを思い出すたびに、そう思う・・・・。

 上の写真では同じ日に投火採集していた方に譲っていただいた個体(左下)。
 その上が傷だらけ個体で、帰り道で見つけた。
 この夜は時々当たるオオクワ祭りであった。
 投火採集の様子はまた後日改めてお伝えしたいと思っているが、その投火には計3匹のオオクワ(すべてメス)が来て、帰り道で先の傷だらけ個体も見つけた。しかも路上で轢(れき)死しているオオクワも3〜4匹見つけた。

bunbuku
bunbuku
bunbuku
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 シーズン2匹目。
 8月上旬。
 これまた傷ひとつない新成虫メス。

オオクワガタ

甲虫目クワガタムシ科 大きさ オス32mm〜72mm メス36mm〜42mm 分布 北海道南部〜九州、対馬
 日本で最も大きいクワガタの一種で、人気も高い。黒くてツヤのある体。メスと小型のオスは背中に縦筋が刻まれているので、見分けるポイントになる。クヌギなどの広葉樹からなる低山の雑木林などにすむ。夜行性で、夕方になると出てきて樹液をすう。オス、メスのペアで暮らしていることが多い。幼虫は2年くらいの間、クヌギなどの朽ち木を食べ育つ。成虫は長生きで、飼育下では5年近く生きる個体もいるという。

(平成22年12月16日公開)

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 そして上がシーズン3匹目。
 今回どうしても紹介したかった個体だ。

 何をお伝えしたかったかと言うと、ずばり、この傷。
 新成虫ではない。
 何年か越冬した個体。少なくとも昨年以前に発生しただろう。
 

bunbuku
bunbuku

 先の写真をアップで・・・・。

 この傷・・・・けっこう壮絶である。
 飼育下では5年前後も生きると言われているオオクワガタ。
 何年生きているかわからないが、厳しい自然で生き抜けば、無傷ではいられない。
 たぶんショップで購入した個体にはこんな傷はつかない。
 たくさんのこの傷は野生で生きてきた証しであり、勲章である。

 まずは今シーズン1匹目。
 新成虫のメス。
 黒くてツヤツヤ、傷ひとつない。

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