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 よーーく見ても、やっぱりハチには見えない。
 なぜ、このハチはアリそっくりな姿をしているのだろう?
 
 アリは蟻酸(ぎさん)という毒液を出すので、他の生き物は捕食したがらない。だから、身を守るためにアリそっくりに擬態する生き物が多い。
 アリバチの擬態も身を守るためなのかもしれない。
 
 謎の多い生態のみならず、その特異な容姿も含め、本当に興味が尽きない。
 虫の奥深さというか、生き物の多様性というべきか、そんなことを思い知らされる。
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 はじめて見た瞬間はクモだと思った。
 近くで見たらアリに見えるが、アリじゃない。
 どうやらアリバチというハチの仲間のようだ。
 
 アリバチにも何種類かあるが、これはミカドアリバチという種。
 

ミカドアリバチ

 最後に撮影地の様子を。
 栃木県那須塩原市にあるとある材木置き場だ。
 こんな感じで材木がたくさん置かれており、甲虫類などいろんな虫が集まってくる。
 虫が集まりそうな材木置き場を見つけたら、ちょっと寄り道してはいかがか?
 度肝を抜かれるような素敵な出会いが待っていたりする。


 あ・・・・・・わすれてた。
 アリバチはハチだから、素手で触るとふつーに刺されるからご用心を。


 ハチ目アリバチ科  大きさ 12〜16mm  分布 北海道、本州、四国、九州
メスには翅がなく、アリそっくりのハチ。オスには翅がある。
土中のマルハナバチの巣に入り、幼虫に卵をうみつけ、寄生させる。

日本で記録されているアリバチは17種いて、いずれも他の昆虫に寄生する。。

 オスには羽があるのだが、メスにはない。当然、写真はメスである。
 ミカドアリバチマルハナバチの仲間の巣に入り込んで、幼虫やサナギに卵を産みつけるという。
 そうしてアリバチの幼虫マルハナバチの幼虫を食べて育つのだが、これを捕食寄生という。

 なかなか興味深い習性なのだが、大半のアリバチはその生態がほとんどわかっていないようだ。

平成22年8月・栃木県那須塩原市

bunbuku
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