(公開:2010.8.24)
先日、千葉の市街地でクマゼミの鳴き声を聞いた。
埼玉県南部にも進出しているらしい。
理由ははっきりしないが、クマゼミが北上しているというのは事実のようだ。
↑ 上がメス、下がオス
あとは羽を乾かすだけだ。
白と緑の体色はなんとも幻想的で美しい。
が、なによりもその大きさに驚いてしまった。
見つけたときは体が殻(から)から出た直後のようで、羽が伸びきっていなかった。
車中泊の準備を済ませてから、のんびり観察しようと思ったが、もう羽は伸びきり、色も出始めていた。
それにしても大きい。日本特産種だそうだ。
撮影 : 愛知県(平成17年8月14日)
さて、クマゼミと言えば、生息地が関東、北陸などに広がっているとマスコミで取り上げられ、ご存知の方も多いだろう。
地球温暖化や都会のヒートアイランド現象の影響などと言われることが多いようだ。
しかし、それだけでは説明できない部分もあり、植樹で移動した樹木についていたクマゼミの幼虫が成虫となり、その地に適応し、定着したと言う説もある。