夏の樹液レストラン2 カナブン編
夏の樹液レストラン第2弾だよ!
雑木林にある大きなクヌギやコナラなどの木から出る樹液に、いろんな昆虫たちが集まってきます。独特の甘酸っぱいにおいが目じるし。チョウ類が飛んでいたり、カナブンやスズメバチの羽音で気づくこともあります。
今回はどんな昆虫がやってくるかな?
わくわくどきどきの樹液レストランへ、ようこそ!!
これはヨツボシケシキスイという虫。
背中にオレンジの4つのホシが目印。樹液レストランの常連さんだ。
小さいけれど、かっこいい虫だよ。
上の写真は栃木県岩舟町の雑木林で見つけた樹液レストラン。手入れの行き届いた、ちょっとすてきな林だ。
写真の一番左上と左下にクロカナブン。真っ黒いやつだ。
上のクロカナブンのすぐ下と右下はカブトムシのメス。
黄色っぽいチョウはオオムラサキ。
ちょっと小さめで緑色や赤っぽい虫はカナブンだよ。
撮影 : 栃木県岩舟町、茨城県古河市(平成20年7〜8月)
最後はコフキコガネ。
コガネムシの仲間で、夜、外灯などのあかりによく飛んでくる。
樹液レストランではほとんど見たことがないから、この時はたまたま移動中だったようだ。
夏の雑木林はいろんな虫がいるから、樹液が出ているところ以外も注意してよく見ておこう。
上の写真の真ん中にいる虫はヨツボシオオキスイだ。3匹いるね。
背中に4つのホシがあるけど、うすい黄色だ。この虫も樹液にはたくさん集まる。
けっこう都市部でも見られるよ。
あ、ノコギリクワガタ!
昼間はこうやって木の皮のすきまや、洞(うろ)と言って穴になっている部分に隠れているよ。
かっこいいね!
(公開:2009.7.7)
この虫がカナブン。
褐色(かっしょく)の体色だけど、赤っぽいのや緑のカナブンもいる。体の色は違っても同じカナブンだよ。カナブンの仲間では一番よく見かける。
こんどは別の木。
大きなチョウはオオムラサキ。樹液をいっしょうけんめい吸っている。羽はなかなか開いてくれないね。
ひっくり返って樹液を吸っている黒い虫はクロカナブン。カナブンよりちょっと大きいね。
その下はカナブン。ちょっと赤っぽいからだの色をしている。
写真をアップしてみよう。同じ木を横から見た写真だ。
一番上がクロカナブン。
その下の大きいおしりがカブトムシ。
その下のちょっと小さい虫3匹がカナブン。
カナブンの右横の大きい虫がカブトムシ。メスだね。
さらにその右下の小さくて細長い虫はヨツボシオオキスイという虫だ。
前回の樹液レストランはカブトムシがいっぱいで、他の虫たちが少なかったけど、たいていの昼間の樹液レストランではその逆。他の虫のほうがいっぱいいる。
その中で目立つのはやっぱりカナブン。いっぱいいるし、色もいろいろだよ。
今回はそんなカナブンなど、甲虫の仲間がいっぱい出てくるよ。