カナブン(色彩変異)
(公開:平成20年8月25日)
甲虫目コガネムシ科 大きさ 20mm 分布 九州〜本州 |
幼虫は枯れ木を食べ、成虫は夏に発生する。7月〜8月が旬。成虫はひと夏の寿命。昼間に活動し、クヌギやヤナギなどの樹液に集まる。夜の樹液や街灯に集まることはない。普通種で、いるところにはたくさんいる。黄褐色で金属光沢がある体色で多種と区別できるが、緑や赤っぽい個体もいるので、アオカナブンなどとまぎらわしい場合もある。昼の樹液はスズメバチも多いので、観察や採集は十分気をつけて! |
平成20年7月:茨城県古河市
わりと色彩変異の個体を見かけるカナブンであるが、このカナブンには度肝を抜かれた。
きれいな瑠璃(るり)色の個体である。
夕暮れのクヌギ林の中、クロカナブンを探してさまよい、ようやく1個体見つけたと思って写真を撮るが、フラッシュに照らされたそいつは、一瞬青く輝いたような気がした。気のせいだろうと思いながら何枚かシャッターを切るが、やっぱり青い。・・・・・・これはラッキー。
普通種であるカナブンだが、この個体は僕にとって唯一無二の1匹となった。