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タカチホヘビ 

 特徴的な背中の黒い線。よく見ると黒いウロコが一つ一つ並ぶ。
 そして、うろこが小さい。一つ一つのうろこが重なることなく並び、その間に地肌が見える。

 ヘビ目ナミヘビ科タカチホヘビ属 大きさ 30cm〜60cm  分布 本州、四国、九州と周辺の島
平地から山地に生息。半地中性で、地中や落ち葉の下でミミズなどを食べる。夜行性で、地表を張っているところを目撃されることがあるが、倒木や石の下などに潜んでいることが多いとか。かつては数が少なく幻と言われていたが、最近、見つかりにくいが生息数は少なくないとされる。
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(公開:2009.1.20)

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撮影 : 福島県南会津(平成20年8月)

 つ、ついに念願のタカチホヘビだ。
 予想以上にきゃしゃなヘビ。まだ、アダルトじゃないのか? いや、アダルトでもそんなに大きくならないはずだ。そして、想像していたとおりのうろこの光沢。
 ほんと、良いヘビ。

 ヘビを狙った探索というのはほとんどしたことがないが、タカチホヘビばかりはどうやら偶然の出会いは期待できないと悟った。もう、5年も追い求め、かすりもしなかった。

 他のヘビならありそうなこんなU字溝のシーンも、タカチホヘビではまず見られない。
 (翌日、採取地に返したときに撮影しました)
 
 夜行性で、半地中性。主食はミミズで、普段は土の中でミミズを捕食していると言う。他の夜行性ヘビの類にもれず、雨の夜は地表へ現れ、移動などをするのだろう。そんな生態ゆえ、なかなか人目につかない。「幻のヘビ」と言われる理由だ。
 今回の遭遇はまさに絶好のタイミング。狙っていたとはいえ、ラッキーだった。

 「幻のヘビ」と言われるが、最近は数自体は少なくない、とか、広範囲に生息している、と言われており、幻ではなくなってきたようである。
 しかし、めったに見られないのは事実。発見されたのも最近で、生態もよくわからず・・・・・となれば、僕の中ではやっぱり「幻のヘビ」である。


 ・・・・いや、「幻」ではない本物を前に、正直、持ち帰りたくてたまらなかった。ヘビ1匹にここまで心が動いたことは初めてだ。そのくらい、本物は魅力が尽きない。
 「幻」から「ヒーロー」に変身した僕のタカチホヘビ、と言ったところか。

 

 それにしても、この光沢がなんとも言えず、美しい。
 ヘビがこんなにも美しい生物だと言うことを、知らない人も多いのではないか?
 ぜひ、ヘビの地位向上のためにも、知ってもらいたい一種だ。

 ということで、真夏の深夜、どしゃぶりの日を選んで福島に出かけた。大雨が小降りになった深夜0:00。お盆休みの行楽客は予想に反して皆無。すれ違う車もほとんどない。
 そんな道幅の狭い国道で横切るヘビを発見。でも、ヘビにしてはずいぶんきゃしゃ。ジムグリかヒバカリだろうな、と思って車から降りて近づいてみたが、背中に一本の黒い線! 

 あっ!    タカチホだ!!

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 じつはタカチホヘビが発見されたのは1888年とかなり最近の話だ。
 昆虫学者の高千穂宣麿(たかちほのぶまろ)男爵が発見者で、男爵の名からタカチホヘビの名がついた。


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