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ミナミイシガメ 

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 いきなりかよー? ミナミイシガメ!!
 びっくりして拍子抜けしてしまったが、じわじわと静かに感動が・・・。

 シロイシガメという別名があるとおり、黄色っぽい明るい体色が特徴。初めての出会いでもすぐにミナミイシガメとわかる。ちなみに英名はyellow pond turtle

 

 カメ目イシガメ科イシガメ属  甲羅の大きさ 20cm  分布 中国南部、台湾、ベトナム北部など。日本では大阪、京都、滋賀などに生息するが、人為的な移入種とも言われている。京都市では市指定の天然記念物。
 亜種
ヤエヤマイシガメは西表島、石垣島、波照間島、与那国島などの固有亜種。沖縄本島などに移入もされている。
陸にあまり上がらないカメで、田んぼや用水路、川、池などに生息する。カメ類ではめずらしい夜行性で、昼間は泥の中などに隠れている。雑食性で小動物や水草類などを食べる。6月から8月にかけて産卵する。
ウォッチングのコツ・・・夜行性なので、夜の田んぼを探してみよう。田んぼの脇を車でゆっくり走っていれば道に出てくるかも。よさそうなところでは車を降り、懐中電灯で田んぼを照らしてみると、もしかしたら・・・・。 あとは運しだい?

 ミナミイシガメ(Mauremys.mutica.kamiは京都産のものが有名だが、台湾などの外国からの移入種とされる説が今では定着している。そして滋賀の個体は京都から分布が広がったとか。
 紛らわしいのが西表島などの八重山に生息するヤエヤマイシガメ(Mauremys.mutica.mutica)。かつてはこの種が京都に持ち込まれたとの説もあったようだが、それは否定され、ヤエヤマイシガメは固有亜種として独立した。

 ミナミイシガメは甲高が高く、幅が狭い。対するヤエヤマイシガメは甲高が低く、幅が広い。

 とても会いたいけど、無理だよなぁー、なんて生き物にあっさりと出会ってしまうことがある。滋賀県のミナミイシガメもそんな思い出の生き物。

 前の年の平成17年5月、1回目のミナミイシガメ・アタック・・・・。
 でも、土地勘のないところで、湖、平地、山と当てもなくさまよっただけ。琵琶湖は広すぎる。たぶんミナミイシガメには会えないだろうなぁとあきらめた。
 
 そして翌年、再びのミナミイシガメ・リベンジ・・・・。
 今度は多少勉強して、山間の田んぼに絞って捜索をする。
 夜8:00.。湖から山に向かって捜索開始。まず、湖に近いポイントで車を降りて田んぼを見回るが、成果なし。
 そして2つ目のポイント。山と湖の中間地点。まずは車をゆっくり流しながら、田んぼの周辺を回る。というか、回ろうと思って車の速度を落とした瞬間、田んぼにカメっぽい物体を発見。
 場所的にこれは・・・・?

 顔・・・・。
 名のとおり南方系の種で、顔もなんか南っぽい。
 西表島にいるヤエヤマイシガメはもっと黒っぽい頭部で、黄色い線が明瞭だそうだ。

 甲羅の右肩の部分が欠けているのがわかるだろうか。どうやら外敵に襲われた傷跡のようで、右前足の指はきれいに欠損していた。

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 発見時の様子。
 もちろん見つけたときは手足が出ていた。夜に活動するので、うまくいけば車の中からも発見できるということだ。
 腹部は下の写真を参照。


撮影 : 滋賀県大津市・琵琶湖周辺(平成18年8月)

 さあ、田んぼへお帰り。
 
 見つけた田んぼに置くとすぐに顔を出してくれた。
 1回の出会いでは生息密度などはまったくわからない。生息地が限られていると言う意味では貴重な種だが、移入種としての位置づけが確立すれば微妙な立場の種になっていくのかなぁ。
 古い傷跡を背負って田んぼを行くミナミイシガメ。心情的には思わず応援してしまう。

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