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タヌキ6

 食肉目イヌ科  大きさ 50cm〜60cm  
 分布 ホンドタヌキ 本州〜九州 エゾタヌキ 北海道 中国やロシアに分布するタヌキの亜種
 夜行性。親子や家族で生活。一夫一妻制で、オスも子育てする。雑食性。みんなで一箇所にフンをする習性があり、「ためフン」の場所は情報交換の場になっているそうだ。山里から、2000mの高地まで生息域が広い。
 ウォッチングのコツ・・・・夜行性なので、夜に見ることが多く、夜は市街地でも時おり見かける。車にひかれる野生動物ナンバー1。特に巣立った若い個体が犠牲になりやすい。また、春から夏にかけては昼でも時おり見かけるようになる。
最近は緑が豊かな大きい公園などで、昼間でもわりと無防備に姿を現す個体が増えているようだ。もっと確実に観察したいのならば、餌付けされている民家や旅館などで観察させてもらうのがよいだろう。     
bunbuku
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おまけ(↓)

 現地では「ライオンタヌキ」と呼ばれていた。
 確かに頭部以外の毛が見えない。
 典型的な疥癬(かいせん)の個体だ。

 この日の本命、アカガシラサギ。
 この鳥をちょっと撮影して帰っていく人が多かった。
 撮影している目の前にいても、ライオンタヌキに気づいた人はどのくらいいたであろうか。

bunbuku
 鳥を撮影していたら、前方4mほどのヨシの中に潜んでいた。
 潜んでいた、といっても、逃げる気配はまったくない。
 近すぎるのでカメラのピントが合わず、何歩か後ろに下がって撮影した。
 逃げる気がないというより、弱っているように感じた。

撮影:千葉県我孫子市・手賀沼(平成24年2月)

 疥癬(かいせん)は、ヒトもかかる病気で、「ヒゼンダニ」というダニが皮膚に寄生するもの。ヒトなら、皮膚がぼつぼつ赤くなり、ひどいかゆみをおこす。(ヒトと動物の間での感染はないとのこと)
 タヌキキツネなど野生動物が感染すると、かゆみだけでなく、全身の毛が抜け落ち、皮膚はかさぶたにおおわれ、体温調整ができないため、徐々に衰弱する。

 この真冬に全身の毛が抜けてしまえば、さぞ寒いことだろう。
 なんともやるせない思いがこみ上げるが、僕には何もできない。
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