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ホンドギツネ2
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食肉目イヌ科   大きさ 52cm〜76cm (キタキツネは北海道 大きさ60cm〜80cm)  分布 本州〜九州  
森や林、草原で生活、人里にも現れる。単独で行動するが、繁殖期は家族で暮らす。雑食、ネズミや果物など。巣穴は地面に掘って作ることが多い。
ウォッチングのコツ・・・・少ない動物ではないが、狙ってウォッチングすることは意外と難しい。犬に間違えて見逃してしまいそうだが、キツネ色の犬は意外に少なく、離れていてもたいていは体色でキツネとわかる。また、太くて長いしっぽならばキツネである。

 

 遠くを歩くコイツを見たとき、犬だろうと思った。
 でも、こういう体色の野犬はほとんどいない。
 キツネと確信を持ちながらも、心の中では「うそだろ?」と思った。

撮影:栃木県藤岡町・渡良瀬遊水地(平成23年10月30日)

 渡良瀬遊水地でキツネを撮影した。
 僕的には大スクープである。
 年に何度も通っている渡良瀬遊水地で、2回目のキツネとの遭遇。
 しかも写真が撮れたなんて、今でも信じられないくらいだ。

 ところで、キツネのいたあたりに真新しい哺乳類の大きなウンチが転がっていた。
 これってキツネの落し物?
 まさか、ウンチするためにわざわざ道に出てきてたの?

 とにかくキツネのものかもしれないのだから一応撮影しておこう。
 そう思って窓を開けた瞬間、僕はこれがキツネのものだと確信した。

 だって、車の窓を開けただけなのに、めちゃくちゃ臭かったのだ。
 とにかく臭すぎる。こんなに臭いウンチは記憶にない。
 これはたった今、排出されたばかりのものであるということだろう。
 しかも、嗅いだことのない独特の臭さ。
 
 犬とか人間(?)のものとは思えなかった。
 僕の直感ではあるが、キツネのものでまちがいあるまい。

 長いしっぽはキツネ。
 でも、冬毛に変わっているころだというのに細いのは疥癬(かいせん)のせいか?
 なにはともあれ、疥癬などには負けずに生き抜いて欲しい。

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 もちろん渡良瀬遊水地にキツネが生息していることは僕も知っている。
 渡良瀬遊水地に関する生き物の資料にもキツネの生息はたいてい明記されている。
 しかし、長年、渡良瀬遊水地に通っても2回目しか会えないのだから、生息数はかなり少ないのは間違いないだろう。
 たぶん、記録としても貴重なのではないか?

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