ニホンカモシカ(8)  
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bunbuku


 さらに大きく写すとこんな感じ。
 僕の500mmのレンズでは1頭しか入らない距離だ。

 左が母親、右が子ども
 食後の休憩中のようで、母カモシカは時おり反芻(はんすう)していた。
 この状況でカモシカに遭遇した場合、彼らがあわてて逃げ出すということはまずありえない。
 写真目的ならば、300枚も400枚も同じ写真ばかり撮らざるを得ないハメになる
 しばらく粘って移動するのを待つも良し。他の出会いに期待して、さっさとこちらから失礼するというのもありだ。

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 偶蹄目ウシ科(日本固有種)  大きさ 70cm〜85cm  本州〜九州 準危急種(IUCN) 天然記念物
 単独で生活。山地で生息、木の葉、樹皮、草、笹類などを食べる。オスも、メスも枝分かれしない角がある。体は濃い褐色だが、北の方では白っぽくなる。目の下にもうひとつ目があるような大きな眼下腺が特徴だが、そこから分泌液を出して木の枝になすりつけ、なわばりを示す。
ウォッチングのコツ・・・栃木県足尾のカモシカはおすすめ。密度が濃い上に銅山の鉱毒で木もまばら。車の中からゆっくり観察することも可能だ。のんびりした動物で、一度見つければ長時間の観察が可能。半日くらいは同じポイントから動かない個体もいる。お勧めは春。うまくいけば仔を連れた親子にも出会えるかも。    
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 かなり谷底に下ってきた。川もすぐそこだ。
 この写真は実はけっこう気に入っている。
 毎年何頭かのニホンカモシカを観察するが、背中を見たのは初めてかもしれない。



 さて・・・・・。
 写真の枚数が多くて、どうやらもう一回続編が必要なようだ。
 なにぶん写真の枚数が多すぎて、選定に悩んでしまった。
 怠慢な管理者で申し訳ない・・・。
 以下、続編で。

 座って反芻(はんすう)している時はのろまな動物に見えるけど、岩場を移動しているときはかっこいい。決してすばやくはないけど、運動能力は高いのだろう。

 上はmaoの撮影。
 降りる途中でおいしそうな葉っぱを見つけてはもぐもぐしてしまう。

bunbuku
撮影:mao

 倍率を上げて撮影。
 矢印(↓)のところに、お尻をこちらに向けて座る2頭がいる。

撮影:mao

 maoとの足尾カモシカ観察」の続編だ。
 
 前回の最後の写真のニホンカモシカ・・・・。どこにいるかわかっただろうか?
 すぐそばにいるのに気づかないのがカモシカ。
 動いてくれれば発見率は格段に上がるのだが・・・・。
 
 

 母カモシカが岩場を降りる。
 岩場に生きるニホンカモシカはあたりまえのように険しい崖をするすると下っていく。
 が、時には転落して命を落とすものもいるというから、見ているこちらも少々緊張する。

bunbuku
撮影:mao

 一通り撮影し、さてどうしようかと思っていたら、いきなり2頭が立ち上がった。
 こうなるとちょっとあわただしくなる。

 上の写真は前回のニホンカモシカ(7)で一番最後に載せたもの。
 矢印(←)の先にそれぞれ1頭ずつのカモシカがいる。
 ちなみに写真の下は崖があり、底には川が流れている。

bunbuku

 上の写真は撮影地から旧精錬所周辺を写したところ。
 カモシカはもう少し右側にいて、この写真には写っていない。

撮影:栃木県日光市・足尾(平成21年10月)

撮影:mao
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