撮影:福島県南会津地方(2010年8月)

 夏毛のイタチに会った。
 南会津の山の中のスキー場のすぐ下で出会った。
 住宅街に近い公園や河原など、平地にいる印象があるが、こんな山奥にも生息している。

 イタチは年に何度も出会う身近な哺乳類のひとつである。
 しかし、きれいな夏毛の個体はじっくり観察する機会が意外と少ない。
 草が生い茂る夏は、足元近くにいても気づきにくいのだ。

 夏毛は全身チョコレート色。冬毛は明るい黄褐色。
  

 この個体はすぐ足元に顔を出してくれた瞬間を撮影した。
 小さかったのでメスかなと思ったが、時期的に巣立った仔イタチなのかもしれない。
 仔かどうか、は識別法がわからない。

 写真ではわかりにくいが、よく見ると左の眼球がない。
 周辺は猛禽類の繁殖地になっているようで、ハチクマ、オオタカ、ノスリなどが生息している。
 いつもは捕食側のイタチであるが、猛禽に襲われたのかもしれない。
 
 このイタチ、弱っている気配は感じなかった。とりあえず、それが救いである。

 
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 食肉(ネコ)目イタチ科  大きさ オス 頭胴長28〜35cm 尾長約13cm、メス 頭胴長約22cm 尾長8cm 
 分布 本州、九州、四国は自然分布。 北海道、伊豆諸島は人為的分布。  
オスのほうが体が大きく、メスはオスの半分程度の大きさ。
主に小動物を捕食する肉食性。水辺を好む傾向があり、湿地のヨシ原、河原、海岸、水田、畑周辺などに生息する。夏毛は全身チョコレート色、冬毛は明るい黄褐色。
伊豆諸島はネズミ除去のため人為的に移入された。また、よく似たチョウセンイタチは外来種で、西日本を中心に生息域を広げている。
bunbuku

(公開:2010.12.12)

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