イノシシ
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 偶蹄目イノシシ科  大きさ 120cm〜150cm  分布 本州〜九州  
 ユーラシア等に広く生息するユーラシアイノシシの亜種とされ、日本には、ニホンイノシシとリュウキュウイノシシの2つの亜種がいる。
 ニホンイノシシは日本の野山で普通に生息し、人里近くに出没して田畑を荒らすこともある。昼間も活動するが、人を避け夜に活動することが多く、どこにでもいるわりになかなか姿を見ない。一部地域ではどうどうと人前に現れるイノシシの群れが有名になったりしている。鼻先で地面を掘り返し、木の根や果実、小動物などを捕食する。一度に3〜5匹の子を産み、複数の母子で群れて生活することが多い。イノシシの子は、体にウリのような柄があることからウリ坊と呼ばれる。オスは単独生活。イノシシは、寄生虫を落としたりするために泥浴をするが、その場所を沼田場(ぬたば)と呼ぶ。山の中でそのような場所を見つけると、イノシシがいるのがわかる。

撮影:千葉県君津市周辺(2009.8月)

 一瞬だけこの子と目が合う。
 体の縞(しま)模様もくっきり見える。
 巨大な親イノシシは何度会っても恐ろしいけど、ウリ坊はめちゃくちゃかわいい・・・・。

 いやいや・・・・。
 この空間の、この状況の中で、恐怖と不安を一番感じているのは、必ず近くから見ているはずの親イノシシだろう。
 同じ親同士だ。ここは早々に引き揚げることにしよう。

 正面から見ると頭がでかい。
 僕らをおびえる様子もなく、のんびりと車の前を横切り、林縁(りんえん)をうろうろしている。
 人生経験が少ないこの子にしてみれば、見慣れない人間との遭遇より、群れを離れ、親が見えるところにいない状況のほうが不安なのだろう。

 夜の林道を行くと、イノシシの子どもが目の前に現れた。ウリ坊くんだ。
 群れで行動する動物だ。近くに親イノシシが絶対いると思うと、ちょっと怖い。
 周辺に気を配りながら、車から降りて、ほんの数枚、写真を撮る。

bunbuku
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