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カダヤシ

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公開:平成21年1月29日

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 今回はカダヤシという小さなお魚だ。
 蚊を絶やす、からカダヤシ。蚊を駆除するために北アメリカから連れてこられ、日本に定着した魚だ。英語ではタップミノーと呼ばれる。
 メダカと同じようなところに棲んでおり、泳いでいる姿もメダカに似ている。

 移入された先々で、その地の固有種に大きな被害を与えてきたカダヤシ。日本の場合は生態や生息地がよく似るメダカの被害が著しい。
 
 対策として、2006年に施行された「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(略して外来生物法特定外来生物被害防止法などと呼ばれる)により、カダヤシは特定外来種として指定された。これにより、カダヤシを放つことが禁止された他、飼育、譲渡、販売などに制限が設けられた。
 国際的には、国際自然保護連合(IUCN)が選定された「世界の外来侵入種ワースト100」にも入っている。


 それに対してメダカはどうかというと・・・・
 環境省レッドデータブックでは絶滅危惧Uとなっており、都道府県レベルでは38の都府県で準絶滅危惧種や絶滅危惧種に指定されている。

 下の写真は群馬県水産学習館(群馬県館林市・つつじが岡公園)で飼育されている個体。しっぽが丸いので、メダカと見分けるポイントとなる。

 こうやってじっくりながめると、メダカよりも熱帯魚のグッピーのメスに似ている。
 卵胎生(卵ではなく仔魚で産まれてくる)というところもグッピーと同じ。
 分類上はメダカはダツ目で、カダヤシ、グッピーはともにカダヤシ目となり、まったく別系統の魚だ。ゆえににカダヤシはメダカよりもグッピーにそっくりなのである。

撮影:千葉県市川市(平成19年5月)

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 カダヤシ目カダヤシ科  大きさ オス3cm、メス5cm  原産地 北アメリカ東南部 日本の分布 東北〜九州
 北アメリカ原産の外来種。蚊を駆除する目的で各地に放流された。プランクトンや小動物を食べる。卵胎生で、体の中で卵から孵化した仔魚を産む。100〜300もの仔を一度に産むと言う。日本では西日本に生息地が多い。
 もともとは北アメリカのミシシッピ川流域に分布していたが、蚊(特にマラリア)を駆除する目的で世界中に移入された。
 定着した外来種の類にもれず、多少汚れた水質でも平気であり、環境適応力は相応にある。

 1916年、台湾を経由して日本にやってきたそうだ。その後、1970年代に、ボウフラ駆除のため、日本各地に放流された。
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