そして、写した写真は450枚。日没直前の短時間のわりにはがんばった。
ハクレン 2008 速報!!
↑ この密度で産卵している
平成20年6月14日 埼玉県栗橋町利根川
こうやってバシャバシャしているグループが上流から下流にゆっくり流れていく。あちこちで1m前後のハクレンたちが大暴れ。かなり壮大な光景が目の前で延々と繰り広げられる。
↑ ハクレンばしゃばしゃ。右と左で2つのグループが産卵中。
利根川に架かる橋の上に学生などの人だかり。
橋の下をチラッと見たらバシャバシャ・・・。あ、ハクレンの産卵だ。
去年に比べてずいぶん早い。あわてて家にカメラを取りに戻る。
↑ ハクレンばしゃばしゃ。
栗橋町のホームページで調べたら、前日は数匹のジャンプと微量の卵を確認したとか。
水位は全室の6月13日で240cm、14日で200cm。例年のジャンプする水位とはほど遠い。水温は13、14日ともに18℃である。何がなんだかわからないが、ハクレンの産卵にどんぴしゃな条件がそろったらしく、この日は数千匹ものハクレンが一斉に産卵を始めた。
数千匹、である!!
↑ 夕陽の利根川。たくさんの波紋がハクレンだ。
↑ 力尽きたハクレン。
ときおり力尽きたハクレンが浮かんでいる。まだ生きてはいるけど、もう泳げない。壮絶な営みの最後、相当な数のハクレンたちが息絶える。
ひとしきりばしゃばしゃのあとは腹を上に向け、おとなしくなる。これが産卵の瞬間。
ところで、昨年は新潟県中越沖地震の発生した日に産卵し、今年は翌日の朝、岩手・宮城内陸地震が発生した。まるで地震に合わせるかのようなハクレンの産卵。何か関係があるのかと思ってしまう。
〜 岩手・宮城内陸地震の被災地のみなさん、
早期の復興を心からお祈りしております 〜
↑ 産卵!!
↑ 水中を流れる無数の卵。
岸辺の水面を撮影。白濁の薄い斑点はすべてハクレンの卵。水中に手を入れると流れてくる卵が無数にぶつかってくる。