グッピー


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公開:平成21年1月29日
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 カダヤシ目カダヤシ科グッピー属  大きさ オス3〜4cm、メス5〜6cm  原産地 南アメリカ北部  日本の分布 沖縄、本州(主に温泉地)
 観賞魚として輸入されたものが、温泉地や沖縄などで定着している。水質汚染に強く、汽水域などでも生息できる。低温に弱いので生息地は限定される。卵胎生で、繁殖力が強い。雑食性で、藻や小動物を食べる。

 写真の個体はメス。卵胎生で、卵ではなく仔魚を産む。成熟した個体では月に1回ペースで10〜20匹の仔を産むとか・・・・。おなかの中で育つから、卵から生まれた仔よりは大きいので、生存率は良いのだろう。
 寿命は1年ほどだが、悪環境に強く、大きな仔をどんどん産むのだから、増えるわけだ。
 
 熱帯魚を飼った経験のある人は、たいてい1度は飼育の経験があるのでは?
 僕も子どもの頃に経験があり、大好きな魚だった。どんどん増えて、気がつくとどんどん減っていく。なぜだったのか?
 確か、メスしか産まれなくなったり、背骨の曲がった個体が増えたり・・・などの理由だった。今思うと、狭い空間で繁殖を続けたことで、遺伝的な問題が生じたのだと思う・・・・。

bunbuku

 ぽんぽこが小笠原で出会ったグッピー。
 これもまた外来種。熱帯魚として日本にやってきて、温泉地や沖縄、小笠原などで野生化している。水温の低い地域では生きていけないので、生息地は限定されるが、水質汚染に極めて強く、かわいい容姿に似合わず、たくましい魚である。

 さて、小笠原のグッピーに話を戻そう。
 ぽんぽこによると、海に近い、たぶん汽水域の小さな小川にグッピーがいたそうだ。
 どうやって捕獲したのか不思議だったが、地元の子どもたちの魚とりに潜り込んだんだとか・・・。まあ、オガサワラヨシノボリなど、お目当ての魚も見られたんだから、ぽんぽこなりに健闘したというところか。

 それよりも、ほとんど枠(わく)だけの網で魚をすくうという、子どもたちのすごワザに感動した。
 最近、成果の上がらないフィールドワークを道具のせいにしていた自分に反省する。

bunbuku

撮影 : 東京都小笠原村・父島 (平成17年3月)

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